福山市立松永中学校 衣類回収SDGsプロジェクトVOL.2
福山市立松永中学校生徒さんの環境に対する思い
スクールキャロッツが進める衣類回収プロジェクトにご賛同いただき行った松永中学校のセミナー「出前授業」に対して
1年生の生徒さん全員が環境に対する思いを作文にしました。その中の1作文をご紹介いたします。
「 服のリサイクル 」
福山市立松永中学校 1年1組44番 門田悠楓
11月22日の6校時の総合の時間に、スクールキャロッツの陶山さんによる服のリサイクルについてのセミナーがありました。このセミナーで印象に残ったことは、2つあります。
1つ目は、服を作るまでと廃棄量についてです。服を作るとき、ふつうは綿やポリエステルを使います。
このとき、染色をします。染色に使う水の量は、多くて10ℓくらいかなと、私は思っていました。けど、実際は1着に約1600ℓ、おふろ20杯分もの水を使うと知りました。私はとてもびっくりしました。 けど、そんな服を私は、普通になんとなく捨てていました。その積み重ねで日本では、服の廃棄量が年間で100万tにもなると知りました。服は捨てると、埋め立てるか燃やすかをします。燃やせばもちろん二酸化炭素(CO2)も出ます。CO2は地球温暖化などの原因にもなります。服の廃棄量が多いということは、地球温暖化にもなるということも分かりました。私はそれにとても納得しました。だからファッション業界が世界2位の汚染産業ということにも納得しました。これが印象に残った理由です。
2つ目は、いろいろな取り組みについてです。服の廃棄量を減らすために日本がいろいろな取り組みをしていることが分かりました。その中の一つに輸出があります。これにはメリットとデメリットがあります。メリットは使わなくなった服を次の人に来てもらえることです。デメリットは外国にも流行や好みはあるので売れ残ることがあるということです。売れ残れば廃棄量は減りません。
そこで服をリサイクルするという方法があると知りました。服をリサイクルすれば使わなくなった服も、また違う服となって使われるようになります。私はこれをとてもいい案だと思ったけど問題もありました。それは、服がリサイクルされる割合は約1割だということです。ほとんどは捨てられています。また、リサイクルでできた商品は値段が高いためあまり買われず、広まりません。取り組みにはメリットもあればデメリットもあると分かりました。
セミナーを聞いて私は服の廃棄量が多いこと、いろんな取り組みをしていることが分かりました。だから、特に服のリサイクルに協力したいと思いました。家にはサイズが合わなくなって置き場に困っている服がまあまああります。それを少しでもリサイクルして少しでもSDGsの取組に協力出来たらなと思います。
松永中学校の生徒さん達の熱い思いを乗せて、衣類回収プロジェクトがスタート致しました。
関連先の皆様、ご協力よろしくお願い致します!